『シングルマン』を見た。
わたしはトム・フォードの信者じゃない。それでも、形容する言葉が見つからないくらいすごかった。
ひとつひとつのシーンが静かに心が高鳴るグラビアみたい。
音楽と言葉で装飾された途切れることの無い雑誌。
トイレに座っているシーンすら、グラビアの1ページだった。
唯一グラビアに見えなかったのは、罵りあっているシーン。
雑誌やポスターには、怒りの表現はあっても、〝罵る〟っていう表現はなかなか無いような気がするから見慣れてないせいかな。
どこまでがトム・フォードがつくりあげた世界なんだろう。
首周りの襟の具合から受話器まで、いちいち気になった。
彼には世界が全く違って見えるに違いない。ものすごく美しく見えるのかもしれないし、恐ろしいほど醜く映るのかもしれない。
美しい、だけでも、素敵、だけでも無い、美しいと素敵の中間くらいのなにかを感じることが出来た映画。満ち足りた気分になった。
mission
●『変身』を読みかえす。
●コリン・ファースの他の演技を見てみる。
●トム・フォードの次回作にわくわくしておく。
《読んだ本》
【2010年読書:68冊】

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